辻仁成と江國香織によるコラボ作品。平成11年9月刊行。
ひとつの恋の物語なのだが、辻仁成が書く「Blu」(イタリア語でBlueの意)が男性を主軸に回したストーリー。江國香織が書く「Rosso」(イタリア語でRedの意)は相手の女性を主軸にしたしたストーリーだ。
どちらかいっぽうだけ読んでも違和感はないけれど、両方読んで初めて恋物語の全体像が見える。
どっちから読むのがいいのか・・・この選択でストーリーの印象は若干異なるかも。ちなみに私は男性側の青のストーリーから読み始めた。
舞台はイタリアと日本。今は他の恋人と上手くやっている男女がふとしたきっかけから再び関わる。そしてそれがきっかけで現在の恋人とは別れる。
二人は男の30歳の誕生日にミラノのある場所で再会を誓っていたが・・・・。
二人が再びむすばれるかどうかの結末は不明で余韻が残る。
恋愛小説が嫌でないという人には気晴らしにまずまず薦められる作品。とびつきたいほどいいというわけじゃない。
けれど、この本を読んだらしばらく忘れていた学生時代の恋人のことをふと思い出した。本には記憶を蘇らせるパワーがあるようだ。

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